プロジェクトの作成

アノテーション作業するには、プロジェクトに所属する必要があります。プロジェクトに所属する方法は、以下の2通りがあります。

  • 自分自身でプロジェクトを作成する
  • 他のプロジェクトのオーナーから招待してもらう

このチュートリアルでは、自分自身でプロジェクトを作成して、プロジェクトに所属します。

プロジェクトは、作りたいアノテーションの要件ごとに作成します。たとえば「車載カメラの画像から物体を検出するためのアノテーション」と「顔の画像から眼球の位置を推定するためのアノテーション」では、作りたいアノテーションの要件が異なるので、プロジェクトは分けます。

「プロジェクト」タブを選択して、組織配下のプロジェクト一覧画面に遷移して、右上の「新規プロジェクトを作成」ボタンを押してください。

「新しいプロジェクトを作成」画面に遷移します。以下の項目を入力して、「プロジェクトを作成」ボタンを押してください。

  • プロジェクト名:sample-image
  • テンプレート:車載カメラ画像

チュートリアルでは、あらかじめ画像やアノテーションが準備されている「車載カメラの画像」テンプレートを利用します。

プロジェクトが作成されると、プロジェクトの概要画面に遷移します。

アノテーション作業ができるようにするためには、以下を作成する必要があります。

  • アノテーション仕様
  • 入力データ
  • タスク

今回作成したプロジェクトでは「車載カメラの画像」テンプレートを利用しているため、上記の項目は既に作成されています。
それでは、実際にどのようなものが作成されたかを確認しましょう。

入力データの確認

「入力データ」とは、画像や動画、点群データなどアノテーションを付与する対象のデータのことです。

プロジェクト名の下に配置されている「入力データ」タブを選択すると、入力データの一覧が表示されます。
今回作成したプロジェクトでは、車載カメラの画像が表示されます。

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車載カメラの画像

アノテーション仕様の確認

「アノテーション仕様」とは、どのようなアノテーションを作るのかを定義したものです。

プロジェクト名の下に配置されている「アノテーション仕様」タブを選択すると、アノテーション仕様が表示されます。

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アノテーション仕様画面の「自動車」ラベルの詳細

左メニューの「ラベル」をクリックすると、このプロジェクトのラベルの一覧が表示されます。このプロジェクトでは、以下のラベルが用意されています。

  • 自動車
  • ナンバープレート
  • 白線
  • 路面
  • 交通標識
  • 全体

ラベル名の右隣に、どのようにアノテーションするか(アノテーションの種類)が表示されています。たとえば、自動車は矩形、白線はポリラインでアノテーションします。

各ラベルには属性を持たせることができます。たとえば、自動車ラベルは以下の属性を持っています。

  • 種別
  • トラッキング
  • 車線
  • 状態

属性をクリックすると、属性の詳細が表示されます。

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アノテーション仕様画面の「種別」属性の詳細

タスクの確認

「タスク」とは、アノテーションを付与する作業の最小単位です。タスクは複数の入力データで構成されています。

プロジェクト名の下に配置されている「タスク」タブを選択すると、タスクの一覧が表示されます。