アノテーション範囲

3次元空間上に、アノテーション対象となる範囲を可視化します。アノテーション範囲の種類は以下の3つです。

  • 全体
  • 球形
  • XY平面上の矩形

例えば「中心から100メートルより先にはアノテーションを付与しない」といったルールにおいて、有用な機能です。

アノテーション範囲外の点はグレー色で表示されます。

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アノテーション範囲外でもアノテーション可能

「アノテーション範囲」機能はアノテーション範囲の可視化する機能です。アノテーション範囲外でのアノテーションを不可能にする機能ではありません。

したがって、アノテーション範囲の点もセグメントアノテーションに含めることができます。

アノテーション範囲の設定

anno3d コマンドでアノテーション範囲を設定します。

アノテーション範囲の種類

全体

すべての点がアノテーション範囲に含まれている状態です。アノテーション範囲の制限がない状態となります。

anno3d project set_whole_annotation_area コマンドで設定します。

anno3d project set_whole_annotation_area \
  --project_id ${PROJECT_ID}

このコマンドを実行すると、アノテーション仕様には以下のメタデータが保存されます。

  • areaKind


球形

anno3d project set_sphere_annotation_areaコマンドで設定します。

$ anno3d project set_sphere_annotation_area \
  --annofab_id ${PROJECT_ID} \
  --radius 10.0

このコマンドを実行すると、アノテーション仕様には以下のメタデータが保存されます。

  • areaKind
  • areaRadius

矩形

anno3d project set_rect_annotation_areaコマンドで設定します。

$ anno3d project set_rect_annotation_area \
  --project_id ${PROJECT_ID} \
  --x "(-10.0, 20.0)" \
  --y "(-5.0, 10.0)"

このコマンドを実行すると、アノテーション仕様には以下のメタデータが保存されます。

  • areaKind
  • areaMinX
  • areaMaxX
  • areaMinY
  • areaMaxY