HTTPSストレージ
HTTPSプライベートストレージをご利用の際には、事前にAnnofabサポート窓口への問い合わせが必要です。
お問い合わせ方法などの詳細は、下記の「事前作業 (Annofabサポート窓口へお問い合わせ)」をご覧ください。
HTTPSプライベートストレージを設定するための作業手順について説明します。
HTTPSストレージとは
HTTPSプライベートストレージは、お客様のWebサーバー(HTTPS)に格納されているデータをAnnofabと連携させる機能です。お客様のネットワーク内で利用することを想定しています。

HTTPSプライベートストレージの全体像
Webブラウザは、入力データ/補助情報に設定されたWebサーバーのURLにアクセスして、入力データ/補助情報の実体を参照します。
HTTPSでなくHTTPであるWebサーバーには対応していません。
Annofabと連携した透過的な認証/認可は行えません。ただし、BASIC認証やCookieを使って事前に認証しておくことはできます。
事前作業 (Annofabサポート窓口へのお問い合わせ)
HTTPSプライベートストレージを利用するには、事前に問い合わせが必要です。Annofabの問い合わせフォームから、HTTPSプライベートストレージの利用を希望する旨の内容でお問い合わせください。
HTTPSプライベートストレージを利用するにあたり、Annofabサポート窓口による事前設定が必要なため、利用を希望するAnnofab組織についてもあわせてお伝えいただけますと、その後の手続きがスムーズです(下記画像のYOUR-ORGANIZATION
は、利用を希望するAnnofab組織名に読み替えてください)。
作業手順
Webサーバの構築
本ページではCaddy v2.9.1 を使ってWebサーバーを構築します。Caddy以外でもWebサーバーは構築できます。ご利用している環境に合わせて、適切なWebサーバーを構築してください。
Caddyのインストール
https://caddyserver.com/docs/install を参照して、Caddyをインストールします。
データの配置
Webサーバーとして公開するディレクトリ(ここでは、/tmp/www
)にデータを置きます。
$ ls/tmp/www -1
img1.jpg
img2.jpg
…
Caddyの起動
以下のCaddyfile
を作成して、caddy run
コマンドを実行します。
localhost
root * /tmp/www
file_server browse
@cors_preflight method OPTIONS
respond @cors_preflight "" 204
header {
Access-Control-Allow-Origin: https://annofab.com
Access-Control-Allow-Headers: x-annofab-origin
Access-Control-Allow-Credentials: true
Access-Control-Max-Age: 86400
}
$ ls Caddyfile
Caddyfile
$ sudo caddy run
動作確認
Webブラウザで https://localhost/img1.jpg
にアクセスして、画像が表示されることを確認します。
Annofabプロジェクトに入力データを作成
Webサーバー公開されているデータを参照する入力データを作成します。Annofabの画面では、外部のストレージを参照する入力データを作成できないため、Web APIまたはannofab-cliを利用する必要があります。ここでは、annofab-cliのinput_data put コマンドを利用して入力データを作成します。
以下のCSVを作成します。1列目は入力データ名、2列目はWebサーバーで公開しているデータのURLです。
img1.jpg,https//localhost/img1.jpg
img2.jpg,https//localhost/img2.jpg
annofabcli input_data put
コマンドに上記のCSVを指定して実行すると、入力データが作成されます。${PROJECT_ID}
は、対象のAnnofabプロジェクトのプロジェクトIDに置き換えてください。
$ annofabcli input_data put --project_id ${PROJECT_ID} --csv input_data.csv
Annofabの入力データ詳細画面 にWebサーバーが公開している画像が表示されることを確認してください。
Updated 11 days ago